当用漢字補正案

昭和二十九年三月十五日
国語審議会報告

1 当用漢字表(音訓表・字体表を含む)から削る字

2 当用漢字表(音訓表・字体表を含む)に加える字

テイホウテイボクヤク
―――――――――――――――
―――ジョウショウショウ―――
ほり―――よい―――もどす
チョウ―――ボク―――
――――――すえる―――すぎ
サンカクジュウデイコウ
―――からしるどろ―――
ガイケイキョウシャク
―――うず―――――――――
―――セイリュウ
つり――――――

3 音訓を加える字、字体を改め音訓を加える字

→ 個コ・カトウ→ 灯トウ
―――――――――

当用漢字の補正について

(熊沢龍編集『当用漢字』)
昭和29年3月15日, 国語審議会では, 将来当用漢字表を補正する場合の資料になるものとして, 上のような補正試案を発表した。これは試案であるから, これによって当用漢字表などが改正されたのではない。新聞や雑誌などでは実験的にこれを実施しているが, 教科書などでは元のとおりである。今後の問題として調べておけばよい。
(『角川 字源』)
この案は、昭和二十九年三月、国語審議会が発表したものであって、将来当用漢字表の補正を決定する際の基本的な資料となるものである。したがって新聞・雑誌をはじめ、一般の生活に実験してみるだけの案であって、現在の当用漢字表の内容や法令および教育の上での取り扱いには少しも関係がない。

参考資料

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