VimのSKK設定 (暫定)

公開 : 2006/10/10 ; 改訂 : 2006/10/26 © 平頭通

之は暫定で作成した記事です。

henkwan.vim

Vim(Vi IMproved)は、UNIXで使はれるエディタの一種です。今回、此のエディタ用のVimスクリプトを作成しました。アルファベット(ASCII・全角・希臘・キリル)の大文字と小文字との間で変換を行ふ為のVimスクリプトです。以下に使用方法を記述しておきます。

使用方法:
簡単に言へば、「チルダ」コマンドの拡張です。ASCIIの大文字/小文字の変換がデフォルトの動作ですが、此の拡張スクリプトを導入すると、全角の英文字や、希臘文字やキリル文字の大文字/小文字の変換も可能になり、ひらがな/カタカナの相互入れ替へも可能になります。一往、正字と俗字との間の相互入れ替へも出来るやうにしておきましたので、必要な方は試してみて下さい。
此のスクリプトは、「通常モード」のみで動作させてゐます。インストールは"runtime"の「プラグイン」に複写して下さい。
「変換テーブル」を拡張する場合は以下のやうに.vimrcに追記して下さい。
(正字と俗字との対応は、夫々の変数の左端から何文字目かで行つてゐます)

序でなので(と言ふか之がメイン)、正字と俗字(略字)の変換も出来るやうにしました。かな漢字変換が馬鹿で正字が出せないやうな時も一安心ですね。

Ver.0.11(2006/10/26)

ユーザ設定値が定義されてゐない場合にエラーとなつてゐた部分を修正。「回-囘」「兎-兔」「闘-鬪」を変換候補に追加。

VimのSKK設定

UNIXで使用されるエディタに、"Vim"と呼ばれるソフトウェアが在ります。"vi"を改良したヴァージョンの一種です。此の"Vim"でも、SKKのインプットメソッドが利用できます。

Windows移植版Vimの導入

Windowsで動作するVimは、日本語に改変された通称「香り屋版」が流通してゐますので、之を導入したはうが良いと思はれます。様々なスクリプトも同梱されてゐます。「香り屋」のサイトから、"Vim 6.4"でも、"Vim 7.0"でも好きなはうを落し込んで来ます。同時に日本語の文字コード変換用ライブラリ、"Libiconv.DLL"も落し込んでおきませう。

Libiconv.DLL

"Libiconv.DLL"のアーカイブを展開したら、"C:\WINNT\SYSTEM32"のシステムフォルダに"iconv.dll"を放り込んでおきませう。"Lynx for Win32"でも同じDLLを使用しますから、導入は1回で済みます。之を導入しておけば、CP932(Shift_JIS)/EUC-JP/JIS(ISO-2022-JP)/UTF-8等の各種文字コードにVimが対応可能となります。

Vimのインストール

次に、「香り屋」から落し込んで来た"Vim"のアーカイブを展開します。"Program Files"のフォルダを指定して、自己解凍プログラムを走らせる丈です。

Vimの設定 (通常版)

先づ、環境変数の"HOME"を設定してやります。Vim(丈に限りませんが)を使用するユーザのホームディレクトリ(~/)の設定です。「マイコンピュータ」の「プロパティ」を開いて「詳細設定」のタブをクリックし、下部に在る「環境変数(N)」の釦をクリックすると、下段に「システム環境変数(S)」の欄が表示されますので、茲に変数"HOME"を設定してやります。"Cygwin"を導入してゐる人は、既に設定されてゐるかも知れません。変数の値を確認しておきます。新たに設定するのであれば、"c:/home/[hoge]"([hoge]は適当なユーザ名を指定)とでもしておけばいいでせう。"OK"を2回クリックすれば、環境変数の設定は完了です。

次に、設定ファイルを作成します。Vim用の設定ファイルの名称は、".vimrc"です。".vimrc"は、ユーザのホームディレクトリ(~/)に保存します。先程、導入したVim本体で此の名称の設定ファイルは作成可能です。設定内容の基本的な所は、まあ大体以下のやうな感じです。

" 日本語を扱ふために必要
set encoding=japan

" ファイルの漢字コード自動判別のために必要。(要iconv)
if has('iconv')
  set fileencodings+=iso-2022-jp
  set fileencodings+=utf-8,ucs-2le,ucs-2
  if &encoding ==# 'euc-jp'
    set fileencodings+=cp932
  else
    set fileencodings+=euc-jp
  endif
endif

「日本語を扱ひます」と云ふ宣言と、文字コードの自動判別を行ふ為の設定です。若し、行番号の表示を有効にしたいのであれば、"se nu"と書いた行を追加すれば実現します。設定ファイルを保存して、Vimを再起動すれば、最低限の初期設定は完了です。

ユーザマニュアルの日本語化

初期状態の「ユーザマニュアル」は、英語で記述されてゐます。上記のサイトから邦訳版のテキストを入手して、入れ替へておきます。「ユーザマニュアル」は、"runtime"フォルダの中の"doc"フォルダに収納されてゐます。

「ユーザマニュアル」は、":h user"とコマンドを投入すれば閲覧できます。

Vimの設定 (skk.vim)

次に、Vimで動作するSKKの設定をします。茲では、"skk.vim"と呼ばれるスクリプトを導入します。先づ、上記のサイト(vim online)から、"skk.vim"を落し込んで来ます。アーカイブを展開して、"runtime"フォルダの中の"plugin"フォルダに"skk.vim"を放り込みます。

次に、".vimrc"の設定ファイルに以下の内容を追記します。

" skk.vimのユーザ設定
let skk_jisyo = '~/.skk-jisyo'
let skk_large_jisyo = 'c:/usr/local/etc/skk/SKK-JISYO.L'
let skk_show_annotation = 1
runtime skk.vim

以上を設定して、Vimを再起動すれば、SKKが使用可能となります。"Ctrl-j"でSKKの稼動状態になります。

Vimの設定 (正字正かな版)

次に、お決りの「正字正かな用設定」に移ります。例によつて、仮名小書き推奨です。".vimrc"の設定ファイルに以下の内容を追記します。

if !exists("skk_user_rom_kana_rules")
  let skk_user_rom_kana_rules = ""
	\. "gwa	ぐゎ	グヮ\<NL>"
	\. "gwe	ぐぇ	グェ\<NL>"
	\. "gwi	ぐぃ	グィ\<NL>"
	\. "gwo	ぐぉ	グォ\<NL>"
	\. "gwu	ぐ	グ\<NL>"
	\. "kwa	くゎ	クヮ\<NL>"
	\. "kwe	くぇ	クェ\<NL>"
	\. "kwi	くぃ	クィ\<NL>"
	\. "kwo	くぉ	クォ\<NL>"
	\. "kwu	く	ク\<NL>"
	\. "we	ゑ	ヱ\<NL>"
	\. "wha	うぁ	ウァ\<NL>"
	\. "whe	うぇ	ウェ\<NL>"
	\. "whi	うぃ	ウィ\<NL>"
	\. "who	うぉ	ウォ\<NL>"
	\. "whu	う	ウ\<NL>"
	\. "wi	ゐ	ヰ\<NL>"
	\. ":	:\<NL>"
	\. ";	;\<NL>"
	\. "!	!\<NL>"
	\. "?	?\<NL>"
	\. "{	『\<NL>"
	\. "}	』\<NL>"
endif

「ローマ字の変換ルール」に上記のユーザ設定を上書きする形式になります。最初はよく判らなかつたのですが、上記のやうに記述したら巧く設定が生きるやうになりました。設定の内容は、"skkime"の時の設定と全く同じものを採用してゐます。

動作の相違

"skk.vim"では、他のSKKとは違つた動作をする部分がありますので、簡単に纏めておきます。

"@" 年月日入力
"@"を押しても年月日は入力されません。年月日は手入力しませう。
"\" 文字コード入力
文字コード入力には未対応です。"\"が直接入力されます。
"$" 文字コードの表示
"$"を押してもカーソル上の文字の文字コードは確認できません。Vimの通常モードで"ga"を入力する事で、カーソル上の文字のUnicodeの番号が確認できます。

スクリーンショット

"Cygwin"のX-window上で動作するGVimで、SKKを動作させてみました。

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